ENDOSCOPIC EXAMINATION

内視鏡検査の特徴

  • 神戸消化器・内視鏡クリニックでは、最新の内視鏡機器を設置しています。拡大、狭帯域光観察機能を搭載した、最新型内視鏡システムを採用しています。
  • 多くの胃がんや大腸がんは、早期の段階で発見されれば、外科手術ではなく内視鏡的治療で根治することが可能です。
  • 当クリニックでは、外来で検査と同時に大腸ポリープ切除など、治療を行うことも可能です。
  • 女性医師による大腸内視鏡検査も行っています。

どうやって診察の予約をするの?

  • 検査は、診察の上、病状とご本人様のご都合などを考慮の上、日程などを決定します。
  • 病状、経過などによっては、お電話で検査の予約を取ることが可能です。
  • 上部消化管内視鏡の検査は、月曜日~土曜日の午前中です。
  • 下部消化管内視鏡の検査は、月、火、木、金曜日の午後です。

上部消化管内視鏡検査(いわゆる“胃カメラ”)について

どんな時に上部消化管内視鏡検査(いわゆる“胃カメラ”)を受けるの?

たとえば・・・

  • 最近ゲップがよく出る、胃の辺りが何となくスッキリしない、胃がシクシク痛むなどの自覚症状がある時。
  • 過去、あるいは現在、ヘリコバクターピロリ菌感染を指摘されている場合。
  • 健康診断や人間ドックの結果で、上部消化管内視鏡検査(いわゆる“胃カメラ”)による精密検査を受けてください、と指摘を受けた場合。

・・・など。

胃カメラってどんな種類があるの?

経鼻内視鏡(鼻から挿入する内視鏡)と、経口内視鏡(口から挿入する内視鏡)の2種類があります。

経鼻内視鏡とは 胃の検査らくらくガイド

  • 内視鏡カメラの直径が約6mmと細く、鼻腔(鼻の穴)から挿入するため、
    喉で「オェッ」という反射が起こりにくくなります。
  • 当クリニックでは、検査前に、柔らかいゴムチューブを鼻腔へ挿入し、確実に局所麻酔を行います。
    また、このゴムチューブを少しずつ太いものに置き換えることで鼻腔を無理なく広げ、経鼻内視鏡がスムーズに通るよう、工夫をしています。
  • 検査中、会話をすることができます。
  • 鼻腔が細い方、鼻血の出やすい方、抗凝固剤などを内服されている方には不向きです。

鎮静剤の使用について

  • 喉を内視鏡が通過する際、喉の反射が強い方、検査に不安を感じられる方などは、医師と相談の上、鎮静剤を使用して、検査を行うことも可能です。
  • 鎮静剤の使用を希望された場合、当日の車の運転は控えて頂くなど、
    いくつかの注意して頂きたい件がありますので、ご相談ください。

検査方法は選べますか?

当クリニックでは、3種類の検査方法を採用しています。

  • 鼻から内視鏡を挿入する。
  • 口から内視鏡を挿入する。
  • 鎮静剤(※1 ※2)を使用する。
    ※1:当日はお車、バイク、自転車の運転ができません
    ※2:妊婦の方、妊娠の可能性のある方には使用できません

どの方法にするかは、診察を受けていただく中で、ご相談させていただきます。

検査は苦しいの?

検査中の負担を軽減するために、喉の奥に、しっかり麻酔をかけます。
これにより、内視鏡が喉を通過する際の、「オェッ」という反射を抑えることが期待できます。

経鼻内視鏡の場合は、喉の奥の麻酔に加えて、麻酔を塗布した柔らかいチューブを、鼻腔に入れて鼻腔にも麻酔をかけます。
経鼻内視鏡が鼻腔を通過する際の痛みを軽減することが期待できます。

もっと負担を軽くするためには、鎮静剤を併用し、半分眠ったような状態で検査を受けて頂くことも可能です。

下部消化管視鏡検査(いわゆる“大腸カメラ”)について

どんな時に下部消化管視鏡検査(いわゆる“大腸カメラ”)が必要なの?

たとえば・・・

自覚症状が無い場合

  • 健康診断や人間ドックを受けて、
    便潜血検査が陽性だった、
    大腸内視鏡検査による二次検査が
    必要という結果を受け取った場合。

自覚症状がある場合

  • 下腹部痛が続いている場合。
  • 下痢や便秘が続いている場合。
  • 排便時に、便に血が混じっている場合など、
    症状や排便状態に不安を感じている場合。

・・・など。

どうやって大腸カメラを申し込むの?

大腸カメラの検査をご希望の場合、一度、外来を受診してください。
その後、検査日を設定いたします。(緊急性が無い限り、大腸カメラの当日検査は行えません。)

大腸カメラの検査日は、月・火・木・金の午後です。

女性医師による検査日も設けております。日程については、別途ご相談下さい。

大腸カメラって、大変そう・・・

  • 検査日3日前ぐらいから、消化の良いお食事をおすすめ致します。
  • 検査食(エニマクリン)も販売しております。ご希望の方はご相談下さい。
  • 検査日当日は、洗腸剤(下剤)を飲んで、検査の準備をします。ご自宅で進められるか、クリニックで進められるか、お選び頂けます。
  • 当クリニックでは、ゆっくりとお過ごし頂けるよう、専用スペースを設けております。
  • 鎮静剤を使用し、半分眠った状態で検査を受けて頂くことも可能です。

検査と同時に治療はできますか?

当クリニックでは、下部消化管内視鏡検査を行い、内視鏡的切除適用病変が見つかった場合、その場で治療も可能です。
検査と治療を1度に済ませることができ、身体的負担を軽減することが期待できます。

胃の検査と大腸の検査を同じ日にできますか?

仕事や、他の疾患の療養の都合などで、何度も通院することが難しい場合、同じ日に、胃と大腸の両方の検査を行うことも可能です。
その際は、まず胃カメラにより、食道、胃、十二指腸の検査を行なった後、内視鏡を通して、胃・十二指腸内に洗腸剤の一部を注入します。
これにより、その後、洗腸剤を飲む負担を減らすことが出来ます。
最終的に十分に腸管内がきれいになった後、大腸カメラ検査を行います。

上・下部同日検査は、お体の状態を検討する必要がありますので、初めにご相談下さい。

安全性は大丈夫?

検査に必要な物品に、ディスポーザブル(使い捨て)製品を多く用いることで清潔を保ち、安全性を高めています。